プライバシーポリシー事務局
English
メニュー

表彰表彰

  • JSCES
    • What's New
    • 学会からのお知らせ

      ニュースレター

    • 概要
    • 設立趣旨・目的

      会長挨拶

      歴代会長

      運営体制

      定款

      倫理規定

    • 組織
    • 役員

      代表会員

      特別会員

      フェロー会員

      名誉会員

      各種委員会

      選挙既定

    • 事業
    • 学会誌「計算工学」

      計算工学講演会

      日本計算工学会論文集

      講習会

      出版

      研究会

    • 表彰
    • 2016年度受賞者

      1999~2015年度受賞者

      歴代受賞者

      規定・推薦書様式等

  • 他学会交流
    • 国際交流
    • 国際会議情報

      主催国際会議

      2国間ワークショップ

      国際組織

    • 会員
    • 会員規定

      入会のご案内

      会員システムログイン

  • 計算工学講演会
  • 日本計算工学論文集

2016年度受賞者2016年度受賞者

日本計算工学会では、計算工学に関わる学問および技術向上の発展に貢献した会員を称えるため、学会賞を授与しています。学会賞には、(1) 功績賞、(2) 川井メダル、(3) 庄子メダル、(4) 論文賞、(5) 技術賞、(6) 論文奨励賞、(7) 博士論文賞、(8) 計算工学大賞、(9) 功労賞があります。功績賞は、計算工学の発展に著しい貢献のあった会員を表彰し、その功績を称えることを目的としています。川井メダルは、本学会の初代会長川井忠彦先生の功績を記念して設けられた賞で、若くして、計算工学分野において顕著な学術・研究成果を挙げ、計算工学の発展に多大な貢献をした会員を表彰し、その功績を称えることを目的としています。対象者は、受賞年の4月1日現在で年齢が50歳未満の会員です。庄子メダルは、本会の民間出身の初代会長を務めた庄子幹雄氏の功績を記念して設けられた賞で、産業界における計算工学の発展に特別の貢献のあった会員に授与されます。論文賞は計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者である会員に授与されます。技術賞は、計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる技術、作品の開発者である会員に授与されます。論文奨励賞は、計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者で、今後の発展を奨励することが適当と認められ、受賞者の年齢が受賞年の4月1日現在で40歳未満の正会員または学生会員に授与されます。博士論文賞は、特定の研究領域を深化させることで計算工学の可能性を高めたことが認められる博士論文の著者で、自身の更なる発展と計算工学への貢献が大いに期待され、年齢が受賞年の4月1日現在で35歳未満の会員に授与されます。

表彰委員会における厳正な審査の結果、平成27年度につきましては、下記の方々が受賞され、5月27日に開催された総会において表彰されました。さらに、あらたに名誉会員になられた白鳥正樹先生(横浜国立大学)に名誉会員証が、フェローになられた樫山和男先生(中央大学)、高原浩志様(日本電気株式会社)、手塚明様(産業技術総合研究所)にフェロー認定証が授与されました。なお、平成27年度は、計算工学の学術的な発展に対して世界的に顕著な貢献のあった研究者に授与される計算工学大賞と、本学会の諸活動に顕著な貢献のあった会員の功績に報いることを目的として授与される功労賞については、該当者がいませんでした。

平成27年度贈賞者リスト

(1) 功績賞

樫山 和男(中央大学 理工学部)
樫山氏は長年、数値流体力学分野における有限要素法の開発に携わり、特に防災・環境問題のシミュレーション手法の開発で成果を残してきた。また最近ではバーチャルリアリティ技術に基づく可視化・可聴化などの計算力学における新しい分野への応用研究も進めており、計算工学の発展に貢献している。また、本学会の設立当初から評議員、2002、2013年度まで理事、2014、2015年度は監事を務めた。そして2010、2011年度には副会長として、2012、2013年度には会長として学会の運営に尽力した。2008、2009年度には計算工学講演会の実行委員長も努めており、計算工学分野の学術研究の発展に大きく寄与した。
山村 和人(新日鐵住金株式会社)
山村氏は、製鉄プロセスおよび設備の研究開発・エンジニアリングにおいて計算工学の実用化を図ってきた。特に数理最適化手法、不連続体構造解析法などを中心に研究開発を進めてきたほか、計算工学の人材育成にも第一線で取り組んできた。また、同氏は本学会設立時からの会員であり、2008〜2011年度に理事、2012、2013年度は副会長、2014、2015年度は監事を務めた。その間の同氏の貢献は、シニア会員・研究室会員・フェロー会員の新設、2015年度より新たに開始された研究会の規約の制定、ものづくりのための計算工学研究会の運営、20周年記念行事の一環としての川井忠彦先生の著書の出版とその講習会の開催、倫理綱領の策定など多岐にわたる。

(2) 川井メダル

渡邉 浩志(エムエスシーソフトウエア株式会社 テクニカルサポート部)
渡邉氏は、非線形有限要素法、バイオメカニクス分野の研究の第一人者であり、関連した論文を20編以上,書籍を1冊出版している。特に、同氏が東京大学在籍中に開発に携わった「マルチスケールマルチフィジックス心臓シミュレータ」のための流体構造連成解析手法は大きな注目を集めた。また、同氏は、講義資料やサンプルプログラムをインターネット上で公開したり、計算工学教育に関する研究会の幹事を務めたりするなど、教育にも大きく貢献した。さらに、同氏は2004年から学会誌編集委員、2009年から講演会実行委員を務め、第20、21回計算工学講演会では実行委員長として学会の運営にも大きく貢献している。

(3) 庄子メダル

秋葉 博(東京大学地震研究所)
秋葉氏は,1997年から2002年に株式会社アライドエンジニアリング社長としてADVENTUREシステムの開発に携わるとともに、これをCAEソフトウェアADVENTUREClusterとして商用化し普及させた。このソフトウェアは国内すべての自動車会社に採用され、自動車部品、エレクトロニクス、重工、鉄鋼・素材の各メーカーにも支持され、産業界に広く導入されるに至った。同氏は、本ソフトウェアなどに関する合わせて120編あまりの論文・著書を著したほか、3件の特許を有しており、計算工学分野の研究成果の産業応用に大きく貢献した。

(4) 論文賞

加藤 準治、干場 大也、高瀬 慎介、寺田 賢二郎、京谷 孝史(東北大学)
「弾塑性複合材料のトポロジー最適化における解析的感度の精度検証」Paper No.20140012
本論文は、弾塑性FEMをベースに新しい高精度な感度解析手法を定式化するとともに、塑性変形を考慮したトポロジー最適化を構築している。そして、ダクタリティを目的関数とした場合の感度導出法も新たに検討し、その検証を行うとともに幾つかの設計問題に対して最適構造を求め、その方法論を検証している。今後、この方法の有効性に期待が持て、将来性・発展性を大きく期待できる。
白山 晋、越前谷直之(東京大学)
「複雑ネットワーク科学の観点からの分散型電源の最適配置に関する研究」Paper No.20150006
本論文は、複雑ネットワークの観点から、効率性と耐障害性を向上可能な電力網の分散型電源を配置する方法を新しく構築している。また、計算工学的な立場からも、複雑ネットワーク科学による電力ネットワーク問題に挑むことに独創性が見られる。実用性の高いアプローチを提案しただけでなく、学術的にも高い価値を付与しており、有効性・将来性・発展性の点でその取り組みが評価される。

(5) 技術賞

山田 隆(株式会社JSOL)
山田氏は、長年にわたって汎用電磁界ソフトウェア「JMAG」の開発・販売等に従事し、日本発の電磁界CAEを築き上げ、かつグローバル展開を実現した数少ない人物の一人である。早期から3次元の辺要素を取り入れ、常にユーザーの目線で解析システムの利便性を追求するなど、技術面はもとより「JMAG」というパッケージ製品を通して、電気機器の設計・開発者や多くのCAE関係者に貢献している。
山本晃司(サイバネットシステム株式会社)
山本氏は、サイバネットシステム株式会社の開発した均質化法に基づくマルチスケール解析ソフト「Multiscale.Sim®」の開発責任者であり、その市場化に対して多大な貢献を果たした。このソフトウェアは、2008年に汎用FEMソフトウェアであるANSYS®のアドインツールとしてリリースされ、既に多くのユーザーを獲得している。同氏は、GUIの整備をはじめ、プリ・ポスト機能を整備するなど、開発全般において大いに貢献した。

(6) 論文奨励賞

出川 智啓(長岡技術科学大学)
「漸化式によるVortex-in-Cell法の渦要素-格子補間の高速化とその誤差評価」Paper No.20150003
本論文はVIC法を高速化する目的で、ガウス分布の漸化式表現を導入しており、計算手法として新規性があるだけでなく、計算時間は約3割削減されていることから有用性も評価できる。また、提案手法について詳細な検証を重ねており信頼性も高い。
山本剛大(横浜国立大学)
「板厚変化を考慮したシェル要素の開発」Paper No.20150004
本論文は、塑性加工問題に適用できる構造要素の開発という計算力学分野の根幹をなす研究に挑んでおり、その姿勢が大いに評価できる。塑性変形を考慮することができれば、極めて有用性は高く、将来性が大きく期待される。

(7) 博士論文賞

遊佐 泰紀(東京理科大学)
「分離型連成解法による大規模非線形破壊力学シミュレーションの効率化」[2015年3月、博士(工学)])
本博士論文は、大規模構造物を対象としてローカル領域とそれ以外の大きな自由度を有するグローバル領域に分離してき裂近傍シミュレーションを行う数値解析手法を提案したものであり、関連した論文4編は国際ジャーナルに掲載されている。国際的視点を持って研究に臨むその姿勢は、次代を担う人材として更なる発展と計算工学への貢献が大いに期待される。
総会懇親会にて

総会表彰式にて:【前列左より】手塚 明氏、高原 浩志氏、山村 和人氏、樫山 和男氏、白鳥 正樹氏、越塚 誠一氏、庄子 幹雄氏、秋葉 博氏、渡邉 浩志氏 【後列左より】遊佐 泰紀氏、出川 智啓氏、山本 剛大氏、寺田 賢二郎氏、加藤 準治氏、白山 晋氏、山本 晃司氏、山田 隆氏