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会長挨拶会長挨拶

日本計算工学会第12代会長 山田 貴博

 日本計算工学会は、計算工学・計算力学の発展・進展を希求する学術団体として、第3回世界計算力学会議(1994年、千葉)(WCCM III)を契機に1995年に設立されてから23年を迎えました。学会活動の柱の一つである計算工学講演会は、日本鋼構造協会の主催により有限要素法を中心とした計算力学の研究を牽引し19回続いた「構造工学における数値解析法シンポジウム」を引き継いだものでありますが、このような経緯を記憶している方も減ってきているのではないかと思います。今期からこのような歴史を受け継ぐ本会の会長を拝命したことは、大学院生としてこのシンポジウムに参加したことが私の計算力学の分野に進む大きな契機であったことを顧みると感慨深く、大変光栄に感じております。また、本会の会員数は非常に堅調に推移しており、計算工学講演会の参加者数、発表件数についても東京開催、地方開催ともにここ数年は、増加傾向にあります。このような状況は、本会が社会から期待されていることのひとつの表れと認識しており、会長の責任の重大さに身の引き締まる思いがいたします。会員の皆様にご支援、ご助力をいただけることを信じ、職務を全うすべく全力を傾注する所存でございますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 学会の大きな役割のひとつは人が集う場所を提供することでありますが、その重要性はインターネットの発展で人を介することなく大量の情報が容易に入手できる現在においてはより高くなっていると感じます。学術研究は、人が集う中での互いの意見交換や切磋琢磨、諸先輩からの示唆や鼓舞激励等があって発展していくものであり、その中で人材が育成されるものと考えます。本会では計算工学講演会だけではなく、各種講習会や研究会等を開催し、テーマ毎に議論、学習する場を設けており、その活動も年々活発になってきています。また、特に次世代人材の育成を目指すものとして毎年開催している学生サマーキャンプについても、その参加者から大学の教員が輩出される等の成果が表れはじめています。このような活動を継続するとともに、多くの会員が参加しやすい環境、仕組みを整えていくことが、計算工学分野の豊かな人材の育成と持続的発展につながるものと考えます。

 一方、計算工学・計算力学は、適用される分野が伝統的な工学分野から様々な分野に広がってきています。例えば医療分野では、Software as Medical Device(SaMD)という概念が米国FDA(Food and Drag Administration)から提唱され、力学シミュレーションに基づく医療診断システム等が実用化されつつあります。また、社会的に重要な防災等の意思決定プロセスにおいても、数値シミュレーションへの期待は大きなものがあります。本会が果たすべき役割のひとつは、このような社会的な要求に応える研究、技術開発を牽引する学術団体であることですが、そのためには従来からの技術に加え、これまでとは異なる概念や技術の導入が不可欠であると考えています。

以上を表すものとして2018年度の活動方針を

『活動の多様化により社会の期待に応えられる学会を目指し、次世代を担う人材育成に尽力する。』

と掲げました。今後はこれに従い、具体的な施策を立案し、実行に移すことで、計算工学分野のさらなる発展の礎を築くべく努力する所存であります。会員の皆様には叱咤、激励をいただきますよう、お願い申し上げます。

日本計算工学会会長 山田 貴博山田 貴博(やまだ たかひろ)
1986年東京工業大学工学部建築学科卒業、1991年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了(学術博士)。九州工業大学、東京工業大学、東京理科大学を経て、2001年横浜国立大学大学院環境情報研究院助教授、2006年より同教授。専門は有限要素法を中心とした数値計算手法の開発と評価、検証。